平成29年9月18日(月・祝)、第一委員会主催行事「ひと針ひと針おもてなしの心を込めて古帛紗づくり」を、京都・西陣で金襴織物を扱っておられる伴戸商店にて、伴戸先生のご指導のもと行いました。

 

会場に着いて、先ずは第一委員会の会員によるお呈茶で一息つきました。

お菓子は、和菓子老舗・塩芳軒の次男さんのお店の御菓子司・聚洸のもので、銘は「はつかり」でした。葛で餡とユリ根を包んであり、黒糖の風味がする美味しいお菓子でした。

 

そして行事がスタート。

始めに金襴織物の種類、織り方の違いや特徴などを、スライドを見ながら分かりやすくご講義いただきました。

次に裂地と針を手に、いよいよ古帛紗づくりの開始です。

今回、龍村美術織物の裂地「鱗形吉祥寅文」と「天平木画奏花錦」をご用意いただき、事前にそれぞれが選んだ裂地で作りました。

作り方のプリントもご準備くださり、伴戸先生にポイントを解説していただきながら縫い進め、「針を持つのは小学校の家庭科以来」というような会員も、無事に古帛紗を完成させることができました。

 

お昼は出張茶懐石で有名な三友居のお弁当をいただきながら、楽しく懇親を深めました。

 

ひと針ひと針心を込めて作ったこれらの古帛紗で、来年の新春茶会はお客さまをおもてなししたいと考えています。