春の兆しが感じられる頃、令和2年2月23日(日)、生國魂神社内の玉秀庵にて「新春茶会」を開催いたしました。

本年は、十二支の中でも1番目にあたる子年。干支の始まりと新年のおめでたさをテーマに各席趣向を凝らしておもてなしいたしました。

濃茶席は各服点とさせていただき、お床には天皇誕生日を寿ぎ、平和な素晴らしい時代が長く続くよう願いを込めた和歌懐紙を掛けさせていただきました。

薄茶席では、五郎丸屋製「薄氷のねずみ」と亀谷則克製「紅白の千代結び」を召し上がっていただきました。

「薄氷/千代結」 五郎丸屋製/亀屋則克製


点心席では、60年前の庚子(かのえね)のお作「大根画」についてお話しさせていただきました。 春色3種の敷紙は、部長の一筆「子」。ねずみの箸袋も会員で手作りいたしました。

茶会当日は、大勢の方にお越しいただき会員一同大変励みになりました。未来へ向けて育ち始める「子」年、みなさまとご一緒できましたこと、心より感謝申し上げます。