令和4年9月23日(金・祝)、サンスクエア堺においてブロック交流事業「蒔絵体験」を開催しました。
石川県山中温泉に位置する谷口博山工房で蒔絵のお仕事をされておられます伝統工芸士の谷口博山先生と奥様の香先生にご指導いただきました。
谷口博山先生は、裏千家淡交会石川南支部の常任幹事も務めておられます。
令和元年には、G20大阪サミット2019国際メディアセンターの裏千家呈茶席において「生國魂蒔絵平棗」をご出品されるなど全国でご活躍されておられます。
山本ブロック長からのご挨拶後、谷口博山先生から蒔絵体験の工程をご説明いただきました。当日を迎えるまでにも参加会員のために棗や干菓子器の仕上がり見本や作成プロセスもお教えいただいておりましたため、スムーズに理解が出来ました。
先ず、会員が各自準備してきた実寸のデザイン画の型紙に白粉(チタン粉)をなぞり、その白粉で描いた型紙を器物に乗せて、型押し刷毛でこすって器物に型押します。
その後、型通りに漆で輪郭を薄く線描きして、その輪郭線に金粉を蒔きます。線の中に漆を塗って金粉や銀粉や色粉を蒔きます。
イメージ通りに作成するために、先生に質問や相談にのっていただきました。谷口博山先生と香先生が一人ひとりの質問に丁寧に答えてくださったおかげで、何れの器も個性豊かで素敵な作品に仕上がりました。
最後は、山路ブロック監事による謝辞で締めくくられました。
貴重な蒔絵経験も谷口博山先生、香先生の丁寧な御指導のもとで楽しく学ぶことが出来ました。また、会員との親睦も一層深まった素晴らしい一日となりました。
ありがとうございました。
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