令和5年10月29日(日)、菅笠の産地として有名な東成区『深江』に立地する深江郷土資料館(本館・別館)において、『五感で芸術の秋を満喫しよう 〜学んで、描いて、味わって愉しむ大人の体験学習〜』をテーマにした委員会行事を開催しました。

前半の部では、釜師・角谷與斎先生より『茶の湯釜』のご講演と『人間国宝 角谷一圭記念 深江郷土資料館』をご案内いただきました。

ご講演では、古釜やその修理方法、釜の鳴り音等について貴重なお話を伺い、茶の湯になくてはならないお釜について学ばせていただきました。

深江郷土資料館では、数々の貴重な釜の作品についてご説明を伺った後、深江の地にまつわる歴史や、20年に一度行われる伊勢神宮の式年遷宮時に奉納される御料菅御笠等の展示を鑑賞しました。

なお、深江郷土資料館(本館・別館)は石川副部長のご関係先であり、歴史的な建築や調度品、作品類などもあわせて石川副部長よりご説明いただき見学させていただきました。

 

後半の部では、日本画家・寺岡多佳先生のご指導による扇子の絵付け体験を行いました。

あらかじめご用意いただきました、『蔦の葉』や『月とうさぎ』『龍』『松葉』『宝船』『松』の絵柄の見本や参加者オリジナルの絵柄を夏用の扇子(7.5寸)に絵付けをして楽しみました。それぞれ描いた作品は、京扇子のお店で扇子に仕立てていただきます。

下絵用の紙に何度も練習して本番に臨みました

本番の紙に描いた様々な絵柄の扇面

呈茶は、『ハロウィン』をテーマに中本直前部長と竹田部長のおもてなしで和やかなひと時を過ごしました。

ハロウィンのお菓子は、東青年部OBの恵美寿堂翆庵様にお作りいただきました。

コロナ禍の数年間は制約がある中での行事でしたが、今回は対面で有意義に愉しむことの出来た一日となりました。

 

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